XHProfの導入

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前提条件

  • 開発ツールDevelがインストールされている

XHprofのインストール

  • OSに合わせ、PECLからXHprofライブラリをダウンロードし、ライブラリファイル（コンパイル、php_xhprof.so）をPHPのextディレクトリに入れる。
    • xhprof_html: プロファイルをHTMLフォーマットで表示するための起動ファイル
    • xhprof_lib:　プロファイルを表示するためのライブラリ
    • 上記2フォルダを別のディレクトリに入れて、DrupalのDevelで設定する
  • php.iniにXHprofへ拡張の設定、プロファイル出力フォルダを指定する 
    extension = "/virtual/drills/public_html/php_extension/xhprof.so"
xhprof.output_dir = "/virtual/drills/public_html/pecl/xhprof/xhprof_output"
  • phpinfo()メソッドでXHProfがインストールされたことを確認する

DrupalでのXHProf関連設定

  • Develの設定画面（Home » Administration » Configuration » Development » Devel settings）で
    • xhprof_libとxhprof_htmlの所在を指定する
    • XHProfのプロファイル確認パスの設定

XHProfの使用

  • 任意のページをアクセスしてページの左の下に「XHProf output」リンクが表示されます
  • 「XHProf output」リンクをクリックするとそのページのプロファイルが表示されます
  • プロファイルの表示項目の読み方
    • FunctionName :  コールされた関数名
    • Calls               :  コールされた回数
    • Calls%             : 全体のコール回数に対する割合
    • Incl. Wall Time : その関数全体の処理時間
    • IWall%              : 全体の実行時間に対する割合
    • Excl. Wall Time : その関数から呼ばれた関数の実行時間を除外した、関数の純粋な処理時間
    • Excl. Wall TimeをCallsで割ると1回あたりの処理時間になる
    • EWall%              : Incl WallTimeに対する割合
  • 上記プロファイルのデータはphp.iniで指定されたフォルダ（xhprof.output_dir）にあります

Graphvizのインストール

  • 上記プロファイルの表示画面にある「View Full Callgraph」リンクをクリックするとエラーが表示される 
    failed to execute cmd: " dot -Tpng". stderr: `sh: dot: command not found '
  • グラフを表示するためにコマンドラインで"dot"の実行環境が必要です。
  • ”dot”はどんなものでしょうか、実はここで「Graphviz」（グラフを表示するツール）が必要となります。
  • 「Graphviz」の本家でOSに合わせライブラリをダウンロードしてサーバーにインストールします。
    • ”dot”コマンドのディレクトのパスを通すか以下のように指定する
    • 設定した「xhprof_lib」ディレクトリの下に："utils/callgraph_utils"ファイルの110行あたりのコードを以下のように指定（例：Windowsの環境） 
        $cmd = " C:\develop\dev_source\php\xhprof\xhprof_bin\bin\dot -T".$type;
  $process = proc_open($cmd, $descriptorspec, $pipes, "C:\develop\dev_source\php\xhprof\xhprof_tmp",  array() );
  • 再度「View Full Callgraph」リンクをクリックして、以下のようなグラフが作成されます