オブジェクトにある関数の実行スコープに関して

JavaScriptにあるキーワード"this"の意味の理解が非常に重要である。関数、オブジェクトを呼出し主が変わると、"this"のオーナーが変わる。

ここで、オブジェクト内にある関数を実行するスコープの例で違う結果にあることを説明する

"this"がオブジェクトの呼び出し主である

• グローバルスコープとオブジェクトスコープ（ローカルスコープ）ので"this"が変わる例
  
• オブジェクトスコープ内で実行結果：50となる
• グローバルスコープで実行結果：10となる

関数をオブジェクトから取り出すかの注意

• 上記例のコードが以下のようで

  var x = 10 ;                                 // Global変数
  var obj  = {
     x : 50 ,                                  // オブジェクト内変数
     get_x : function( ) { return this.x ; }   // 関数を変数の値に
  } ;
  
  var obj_result = obj.get_x() ;              // オブジェクト内で関数実行
  console.log( obj_result ) ;
  
  var global_result = obj.get_x ;            // オブジェクト内の変数取得
  console.log( global_result ()  ) ;         // Global環境で実行
  

• 4行目にget_x関数にキーワード"this"の使用
• 7行目はそのオブジェクトが関数を呼出し（実行）して、結果を返すので、実際にローカルスコープでの実行となり、"this"がそのオブジェクト「obj」に指している
• 10行目は関数を実行せず変数「bloble_result」に渡すだけだった
• 11行目はグローバルスコープで実行するので、"this"がグローバル変数「window」に指している